カレーを作った際に、味が薄くなってしまうことがあります。
食材から水分が多く出たり、鍋の蓋を開けたまま煮込んだりすると、カレーの味が思ったように濃くならない場合があるのです。
味が薄い場合、追加でカレールーを使えれば良いのですが、家に余分なルーがないこともありますよね。
そんなときは、家庭にある調味料を使って味を調整することができます。
カレーの味を調えるためのおすすめ調味料
味が薄いとカレーを作るときに、味が思ったよりも薄くなってしまうことがあります。食材から水分が多く出てしまったり、鍋の蓋を開けたまま煮込んでしまったりすると、カレーの風味がしっかりしないことがあるのです。
このような場合、余分にカレールーを使えれば良いのですが、常にストックがあるとは限りませんよね。そんなときは、家庭にある調味料を使って味を整えると良いでしょう。
味を整えるためのおすすめ調味料
カレーの味が薄いときに使える調味料は意外とたくさんあります。
一種類の調味料を多く加えると、その調味料の味が強く出過ぎてしまうので、いくつかの調味料を少しずつ加えるのがポイントです。
よく使われるのは、ウスターソース、ケチャップ、醤油の組み合わせです。他にもいくつかおすすめの調味料をご紹介しますね。
ウスターソース
多くの家庭にはソースが常備されていることが多いと思います。ソースには、たくさんの野菜や果物の旨味が詰まっており、カレー屋さんでもよくソースが置かれていることがあります。
カレーの味が薄いと感じた時には、ソースを加えることで味に深みが出ますし、濃さも調整できます。大さじ1~2杯程度のソースを加えると深みを出てきます。
ちなみに、ウスターソース以外にも、オイスターソースやトンカツソースなどを使ってみたことがありますが、どれも美味しく仕上がります。
ケチャップ
ソースに加えてケチャップも一緒に使えます。
ケチャップはトマトベースで、カレーとの相性が良いのです。
トマトの旨味や酸味が詰まったケチャップを使うことで、簡単にカレーの味が引き立ちます。
通常は大さじ2~3杯ほど加えていますが、最初は大さじ1杯から少しずつ調整すると良いでしょう。
醤油
醤油を加えると、とろみが出にくくなると言われることがありますが、私のカレーには醤油が欠かせません。醤油を加えることで、スパイシーさが少し和らぎ、どこか懐かしい味わいになります。
通常、大さじ1杯程度を加えますが、和風の風味が強くなりすぎないよう、少しずつ調整するのがポイントです。特にルーを加えた後に醤油を入れる場合は、控えめにすることをおすすめします。
コンソメスープの素
ポトフやコンソメ味の煮込み料理を、翌日にカレーにリメイクすることはありませんか? 実は、コンソメもカレーにとてもよく合います。
カレーの味が薄い時には、コンソメに含まれる野菜や肉の旨味が役立ちます。顆粒タイプなら小さじ2~3杯、キューブタイプなら1つを目安に加えると良いでしょう。キューブの場合は、砕いてから入れると溶けやすいです。
カレー粉
カレーがかなり薄く、塩気やスパイシーさが不足していると感じたときは、カレー粉を加えると良いでしょう。ただし、カレー粉だけでは味が整いにくいため、ソースなどと一緒に使うのがおすすめです。
カレー粉を多く入れると辛くなりすぎる可能性があるので、小さじ1杯程度から少しずつ加えてください。最初にソースなどにカレー粉を溶かしてから加えると、ダマにならずにきれいに混ざります。
焼肉のたれ
焼肉のたれには、野菜や果物、にんにく、しょうが、はちみつなど、カレーに合う材料が豊富に含まれています。これらの成分がカレーの旨味を引き立てるので、焼肉のたれを少量加えるのも良い方法です。
大さじ1杯程度から味を見ながら少しずつ加えていくのがポイントです。ただし、入れすぎると焼肉っぽさが出てしまうことがあるので、注意が必要です。
シチューのルー
カレーのルーが足りないけれど、シチューのルーがある場合もあるでしょう。クリームシチューのルーを使えば、クリーミーなカレーに仕上げることができます。また、ビーフシチューのルーを加えると、まるでホテルのカレーのような深みのある味わいになります。
一かけらずつ味を見ながら調整するのがおすすめです。
インスタントコーヒー
意外にもインスタントコーヒーを隠し味に加える方も多いようです。コーヒーの苦味とコクが加わり、より深みのある大人の味わいになると言われています。
少し大人っぽい味に仕上げたい方は、インスタントコーヒーを試してみるのも良いかもしれません。
ミートソース
パスタ用のレトルトミートソースがあれば、それをカレーに加えるのもおすすめです。
ミートソースにはトマト、野菜、お肉がたっぷりと含まれており、カレーに旨味をプラスするのにぴったりです。
よく炒めた玉ねぎ
カレーの味が薄いと感じる原因の一つに、玉ねぎの炒め不足が考えられます。
玉ねぎは、じっくりと時間をかけて炒めることで甘味と旨味が引き立ちます。
玉ねぎをさっと炒めてカレーに加えると、味があっさりしてしまうことが多いです。
調味料を追加せずに味を調整したい場合は、玉ねぎを追加でじっくりと炒めてから加えることで、コクと旨味をプラスすることができます。
とろみが足りない時の対処法
カレーを作っていると、味だけでなくとろみが足りないと感じることもあります。分量通りに作っても、とろみが出ないことがある場合、以下の方法を試してみてください。
- 弱火でじっくり煮込む
- シチューのルーを加える
- 小麦粉を水で溶いて加える
- じゃがいもをつぶして加える
弱火でゆっくりと煮込むことで、水分が蒸発し、その結果とろみが増してきます。
2日目のカレーのとろみについて
2日目のカレーがとろみが増すのは、温め直す際に火を入れることが一因です。
味が薄いと感じる場合、シチューのルーを加えるのも一つの方法です。シチューのルーには、とろみをつけるための小麦粉が含まれており、ルーを追加することで自然にとろみが出ます。
もしルーが手元にない場合は、小麦粉と水を1:1の割合で溶いたものをカレーに加えるのも良いでしょう。ダマにならないように、しっかりと溶かしてから加えてください。小麦粉がない場合は、片栗粉でも代用可能です。
また、具材として入れているじゃがいもをつぶしてしまう方法もあります。じゃがいものデンプンがとろみを加え、さらにじゃがいもをつぶすことで物理的にもどろっとした感じになります。
毎回カレーがシャバシャバになりやすい人は、レシピの分量よりも50mlほど少なめの水で作るか、ルーを多めに用意しておくと良いでしょう。水分を少なくするか、ルーを多く入れることで、とろみがしっかりと出ます。
まとめ
カレーが薄味だった場合の調整方法を紹介しました。お家にある調味料は、意外と何でもカレーに合うものが多いです。自分の好みに合わせて、いろいろな調味料を試してみましょう。
皆さんもぜひ、自分だけの好きな組み合わせを見つけてみてください。いろいろ試して、自分にぴったりのカレーを作ってみましょう。