食パンは冷凍保存で何日もつ?,美味しくしかも安全に食べる方法とは

食事

最近では、高級食パンを購入したり、自宅で焼いたりする人も増えています。

このような場合、食パンを冷凍保存したいと思いますが、どれくらい長持ちするのか、
どうすればおいしく冷凍食パンを食べられるのか、疑問が湧いてきますよね。

そこで今回は、冷凍した食パンがどれくらい持つのか、半年後も安全に食べられるのか、
そしておいしく食べるための方法についてご紹介します。

 

半年前に冷凍したカチカチの食パン、どうしますか?

買った食パンを賞味期限内に食べきれなかったことはありませんか?

我が家では、たまに食パンを食べるとおいしいと感じて新しい食パンを買うものの、
途中で飽きてしまうことがしばしばあります。

最近では、高級食パンを買う人や、自宅で手作りする人も増えています。

そんな中、食パンを冷凍保存する際に、どれくらい保存できるのか、
どうすればおいしく食べられるのか、という疑問が出てくることがありますよね。

さらに、半年も前に冷凍した食パンが見つかったけれど、
それを食べるのは不安だという人もいるでしょう。

この記事では、冷凍食パンの保存期間、半年後でも食べられるのか、安全に冷凍する方法、
そして冷凍の食パンをおいしく食べるコツをご紹介したいと思います。

 

食パンの定番保存法:常温

多くの方が食パンを常温で保存しているのではないでしょうか?

自家製パンやスーパーで購入した食パンは、常温ではあまり長持ちしませんよね。

特に、梅雨や夏の時期には早期にカビが生えてしまうこともあります。
食パンは他のパンに比べて水分が多いため、カビが生えやすいのです。

保存環境にもよりますが、食パンは冷凍せずにおいしく食べられるのは約5日間と言われています。

最近流行りの生食パンも、常温では4日間が消費期限とされているところが多く、
どの食パンも常温で保存できる期間は同じくらいです。

 

おすすめできない方法:冷蔵保存

冷蔵庫での保存は避けましょう。温度が低いため、パンに含まれるグルテンやでんぷんが劣化しやすく、さらに冷蔵庫の温度ではカビの発生を防げません。

冷蔵庫での保存には利点がありません。

食べきれない場合は早めに判断して、冷凍保存に切り替えることをおすすめします。

 

自宅でできる冷凍自宅でできる冷凍保存の方法をご紹介します

  • 食パンを安全に冷凍で保存する方法
  • 食パンを冷凍保存する際の安全でおいしい方法をご紹介します。

 

・食パンを一枚ずつ分けて冷凍する

スーパーで販売されている食パンは、開封後に一枚ずつ分けて冷凍するのがベストです。
開封前でも可能であれば同様に分けて冷凍することで、おいしさを保てます。
個包装になっている場合でしたら、そのまま冷凍しても構いません。

もし1斤で購入した場合は、食べるサイズにカットしてから個包装しましょう。
これは、外部の空気に触れさせないことと、冷凍までの時間を短くするために重要です。

 

・一枚ずつラップまたはアルミホイルに包む

食パンは空気に触れた瞬間から劣化が始まります。
できるだけ内部に空気が入らないように、一枚ずつラップやアルミホイルでしっかり包みましょう。
特にアルミホイルは熱をよく伝えるため、急速冷凍したい場合に最適です。

 

・フリーザーバッグに入れる

ラップやアルミホイルで包んだ食パンをフリーザーバッグに入れ、空気をしっかり抜いて密閉します。
これにより、冷凍焼けや乾燥を防ぎ、おいしさを保つことができます。

 

・食パンの冷凍保存に便利なアイテムの活用法

食パンの冷凍保存に特化した専用の袋が販売されています。
これらはオンラインで簡単に購入できるので、頻繁に食パンを冷凍保存している方には

試してみる価値があります。

ただし、食パンに含まれる具材によっては冷凍保存が不適切な場合があります。
たとえば、生の野菜、サーモン、果物、卵、生クリーム、マヨネーズが含まれた総菜パンは
冷凍保存には向いていませんので注意が必要です。

また、作りたての温かい食パンを冷凍保存する際は、

まず充分に冷ましてから保存したほうがよいでしょう。

温かいまま冷凍すると、結露が発生し、冷凍庫内の温度が上がる原因となります。

冷凍した食パンは約2週間程度保存できますが、劣化が進むため、

できるだけ早めに食べることをお勧めします。

 

解凍後の食パンも食べられるかしっかり確認してから食べるようにしましょう。

冷凍焼け

「冷凍焼け」とは、長期間冷凍庫に保存した食品の中の水分が徐々に抜けて、色が変わったり乾燥したりする現象です。
特にビニールのような臭いがする場合や、冷凍庫特有の味がする場合は冷凍焼けが発生しています。

正しい冷凍保存方法を実践しても、完全に冷凍焼けを防ぐのは難しいため、
食パンを触ってみてパサパサしていないか、変な臭いがしないかを確認しましょう。

 

カビの確認

食パンはカビが発生しやすい食品です。
梅雨や夏場では、2~3日常温保存するだけで、黒や緑のカビが表面に現れることがあります。

冷凍保存していてもカビが生えることがあるので、食べる前にカビの有無を十分に確認してください。

 

 氷や霜のチェック

食パンの表面やラップ、アルミホイル、ブリーザーバッグに霜や氷がたくさん付いている場合、
かなり劣化が進んでいる可能性があります。
主な原因は冷凍庫の開閉による温度変化です。

温度変化を抑えるために、冷凍庫の開け閉めを減らし、開ける時間を短くし、
冷凍庫の奥に保存するなどの対策を心がけましょう。

 

臭い、見た目、味の確認

カビだけでなく、雑菌の繁殖によって酸っぱい臭いや糸を引くような状態が見られる場合は、
絶対に食べないようにしましょう。
また、見た目が正常でも味に異常を感じた場合は、食べるのを控えてください

 

冷凍食パンをおいしく食べる方法

冷凍した食パンをおいしく食べるためには、以下の方法が効果的です。
なお、一度解凍した食パンはできるだけ早く食べきり、再冷凍は避けるようにしましょう。
再冷凍すると、品質が落ちることがあります。

 

① そのまま解凍する

食パンをそのまま解凍する方法としては、トースターで直接焼くこともできますが、
よりおいしく食べるためには、まず電子レンジで少し温めるのが効果的です。

600Wで20ー30秒ほど温めると、食パンがふんわりと戻ります。
その後は、通常通りトースターで焼くと良いでしょう。
さらにしっとりさせたい場合は、焼く前に霧吹きで軽く湿らせるとより良い仕上がりになります。

 

② リメイクする

食パンをリメイクする方法としては、パン粉にするのがおすすめです。
フードプロセッサーやミキサーがあれば簡単に作れます。
冷凍庫から取り出した食パンに霜や氷が付いている場合は、事前に落とし、

適当な大きさにちぎってから処理しましょう。

量が少ない場合は、おろし金や包丁でもパン粉にできます。
このパン粉を使って揚げ物を作ったり、小麦粉の代わりにお好み焼きに使ったりすることができます。

ただし、作ったパン粉もできるだけ早めに使い切るようにしましょう。

 

③ フレンチトーストにする

フレンチトーストは冷凍食パンをおいしくリメイクするのに最適です。
以下に一般的なレシピを紹介します。

<材料>

  • 食パン:1枚
  • 卵:1個
  • 牛乳または豆乳:約50mL
  • 砂糖:大さじ1
  • バター:大さじ半分
  • (お好みで)メープルシロップやはちみつなど

<作り方>

食パンを食べやすい大きさにカットします。
牛乳または豆乳、砂糖、卵を混ぜて卵液を作ります。
食パンを卵液に5分程度浸します。

卵液の容器ごと、レンジで40秒ほど温めます。
パンを裏返し、もう一度レンジで40秒ほど温めます。
フライパンを温め、バターを溶かし、卵液と一緒にパンを焼きます。

ふわふわでしっとりしたフレンチトーストが好みの場合は、
卵液に浸す時間を長めにすると良いでしょう。

 

まとめ

冷凍した食パンは冷凍後は2週間以内に食べるのが理想です。
長期間(2週間以上)保存していた場合は、食べるのを控えた方が良いでしょう。

保存する際は、一枚ずつラップやアルミホイルで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍します。

冷凍保存専用の便利グッズも活用できます。
冷凍した食パンが食べられるか確認するには、
冷凍焼けやカビ、氷や霜の有無、味や臭い、見た目の変化をチェックしましょう。

目と鼻と舌という人間の本能で見分けるようにしましょう。

今回は、冷凍した食パンの保存期間、冷凍で安全に保存する方法、
そしておいしく食べる方法をご紹介しました。
フードロスの問題が取り上げられる中、食材を無駄にせずに活用することが大切です。
冷凍食パンを上手に管理し、無駄にすることなく有効活用しましょう。

ささやかな節約にもつながります。

 

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