【 翌日の弁当で卵焼きを使う時の注意点とおすすめレシピ 】

食事

忙しい朝に少しでも手間を省けたら嬉しいですよね。

特にお子さんがいる家庭では、子どもの準備もあってさらにバタバタしがちです。

前日のうちにおかずを準備しておき、翌日の弁当に利用したいという方も多いかと思います。

そこで、翌日の弁当に卵焼きを使う際の注意点や、傷みにくい卵焼きのレシピをご紹介します。

傷みにくい卵焼きを作ったら、次に考えるべきは菌の繁殖を防ぐ対策です。

 

前日に作った卵焼きを翌日の弁当に使う際の注意点

前日に作った卵焼きを翌日の弁当に使うことは可能ですが、いくつかの注意点があります。

基本的には、適切な保存と調理法を守れば、前日作成した卵焼きを翌日のお弁当に使うことができます。しかし、卵は火を通した後に傷みやすいので、保存方法に気を付けることが重要です。

次に、翌日の弁当に使う際の注意点や、傷みにくい卵焼きを作るためのポイントを紹介します。

 

翌日の弁当に卵焼きを使う際の作り方とポイント

翌日の弁当に卵焼きを使う際には、いくつかのポイントに注意することが大切です。

まず、卵焼きの水分をできるだけ少なくすることが重要です。水分が多いと、雑菌が繁殖しやすくなります。

また、卵焼きは栄養価が高く、たんぱく質を豊富に含んでいるため、雑菌が好む環境になりやすいです。

 

卵焼きの味付けを濃くする方法とポイント

卵焼きの味付けを濃くすることで、調理中に水分がより効率的に排出され、卵焼きの内部の水分量を減らすことができます。これは、味付けの濃さが浸透圧を引き起こすためです。

だし味の卵焼きを作る場合は、だし汁を使わずに粉末だしを多めに加えると良いでしょう。だし汁を使うと卵焼きが水っぽくなりやすいからです。

また、甘めの卵焼きを作る場合には、砂糖を加えるのもおすすめです。さらに、傷みを防ぐためにはお酢を少量加えたり、卵焼きをふわふわにするためにマヨネーズを使うのも良い方法です。

 

卵焼きに水分の多い具材を避ける

卵焼きにさまざまな具材を加えることがありますが、翌日のお弁当に使う場合は注意が必要です。トマトやオクラなど、水分を多く含む食材は避けたほうが良いでしょう。

代わりに、塩ゆでされた冷凍枝豆を使うと便利です。また、抗菌作用のあるワサビや刻んだ梅干しを加えることで、卵焼きの傷みを防ぐことができます。

 

卵焼きを半熟にしない理由

卵焼きを半熟に仕上げると、傷みが早くなるため注意が必要です。

半熟の卵焼きは確かに美味しいですが、翌日のお弁当に使う場合は、しっかり火を通しておくことが推奨されます。

 

調理中に卵焼きを素手で触らない

卵焼きを作る際、保存時、そして翌日のお弁当に入れる際には、素手で卵焼きを触らないようにしましょう。手の雑菌が卵焼きに移るのを防ぎ、衛生的に保つことができます。

 

卵をしっかり混ぜてから焼く

卵焼きを作る前に、白身と黄身を十分に混ぜることで、中まで均等に火が通りやすくなります。混ぜる際は、箸をぐるぐる回すのではなく、左右に動かしてしっかり混ぜることが重要です。黄身と白身の固まる温度が異なるため、よく混ぜないと焼きムラができてしまいます。

 

新鮮な卵を選ぶ

卵焼きを作る際には、新鮮な卵を使用することが大切です。たとえ火を通しても、できるだけ新鮮な卵を選びましょう。生卵の賞味期限は約2週間ですので、期限が過ぎた卵は衛生面を考慮して使用しない方が良いでしょう。

 

保冷バッグや保冷剤の活用

お弁当を持ち運ぶ際には、保冷バッグや保冷剤を使って冷やしておくことで、全体の傷みを遅らせることができます。卵焼きが入っていなくても、保冷剤でお弁当を冷やしておくと良いでしょう。

季節を問わず、保冷剤を使うことが推奨されます。寒い時期でも、暖房の効いた場所では意外と温度が上がることがあるため、保冷機能付きのランチトートを持っていると便利です。

 

卵焼きを翌日のお弁当に使う際の保存方法

 

卵焼きを翌日のお弁当に安全に使うためには、保存方法に注意が必要です。

 

 常温保存は避ける

卵焼きを作った後、次の日のお弁当に使うまで常温で保存するのは避けましょう。常温では傷みが進むのが早く、半日ほどで品質が落ちてしまいます。そのため、常温保存は絶対にしないようにしましょう。

 

卵焼きを冷蔵保存する方法

前日に作った卵焼きを翌日のお弁当に使う場合は、冷蔵保存が最適です。冷蔵庫に入れる前に、卵焼きの粗熱を十分に取り、冷蔵庫内での結露を防ぎましょう。密閉するためにフリーザーバッグやラップを使うと、さらに安心です。お弁当に入れる際は、温め直しは不要です。

 

卵焼きを冷凍保存する方法

卵焼きを冷凍保存する場合は、十分に冷ましてから切り、一切れずつラップで包むのがポイントです。1〜2週間の保存には冷凍が適しています。それ以上の期間保存すると冷凍焼けが進み、風味が損なわれることがあります。

お弁当に入れる前にはしっかり解凍し、その後冷ましてから詰めるようにしましょう。凍ったままでは解凍が不十分で、品質が保たれないため、自然解凍では美味しく食べられません。また、再加熱することで殺菌効果も期待できます。解凍の目安は600Wの電子レンジで1分20秒ですが、様子を見ながら調整してください。前日に冷蔵庫に移して解凍する方法もあります。

 

翌日のお弁当に最適な卵焼きレシピ

ここでは、翌日のお弁当にぴったりな卵焼きのレシピをご紹介します。使用する具材は水分が少ないものを選びましょう。

また、焼く際には半熟部分が残らないように注意し、しっかり火を通すことが大切です。

 

片栗粉とマヨネーズで作るふわふわ卵焼き

マヨネーズを加えることで、油分とお酢が卵焼きをふわふわに仕上げます。このレシピは傷みにくく、次の日のお弁当にもぴったりです。また、片栗粉を加えることでしっとり感もプラスされます。

<用意するもの>

  • 卵 3個
  • 砂糖 大さじ1
  • マヨネーズ 小さじ2
  • 水溶き片栗粉(片栗粉 小さじ1、水 小さじ1)

<手順>

  • 卵3個、マヨネーズ、砂糖、水溶き片栗粉を混ぜます(泡立たないように注意)。
  • フライパンを中火で温めます。
  • 溶き卵の1/3をフライパンに流し入れ、均等に広げます。
  • 卵が十分に火が通ったら、卵焼きを巻きます。
  • 残りの溶き卵も1/3ずつ流し入れ、同じ手順で2回繰り返します。

 

まとめ

前日に作った卵焼きを翌日のお弁当に使う際には、保存方法と作り方に注意が必要です。味付けを濃くする、水分の多い具材を避ける、半熟を避ける、素手で触らない、白身と黄身をしっかり混ぜることで、卵焼きの傷みを防ぐことができます。

だし汁の代わりに粉末だしを使用し、お酢やワサビ、梅干しを加えるのもおすすめです。保存方法としては、冷蔵または冷凍が適しています。ラップやフリーザーバッグで密閉し、粗熱を取ってから冷蔵庫や冷凍庫に保存しましょう。冷蔵であれば2日以内、冷凍の場合は2週間以内に使うと良いでしょう。

忙しい朝の時間を有効に活用するために、前日の夜に卵焼きを作り置きしておくと便利です。衛生面に気をつけて、美味しい卵焼きを作りましょう。少しでも朝の準備がスムーズになるといいですね。

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