希少な赤や濃いピンクの紫陽花（アジサイ）、春の終わりから夏にかけての楽しみ

梅雨の時期を象徴する花、アジサイは、色鮮やかな花と豊かな緑の葉で私たちを魅了します。

アジサイは、雨の季節を象徴する花で、その輝く色合いや大きな緑の葉で私たちを魅了します。青いアジサイも美しいですが、赤や深いピンクの花を咲かせる品種は、湿気の多い時期でも明るい雰囲気をもたらします。

アジサイは、春の終わりから夏にかけて美しい花を咲かせる落葉低木で、特に6月から7月初旬にかけてその魅力が最も引き立ちます。最近では近くの公園でも見かけることが出来るようになりました。

 

赤いアジサイの特徴～土壌の酸性度によって変わる色

アジサイの色は、土壌の酸性度によって変わることがよく知られています。青やピンクの花色も土の性質に左右されますが、酸性の土壌では青、アルカリ性の土壌では赤やピンクが強調されます。

日本の土壌は酸性が強いことが多いため、赤いアジサイを鮮やかに育てるには、土を中性から弱アルカリ性に調整することが必要です。適切な肥料を与えることで、花の色をさらに引き立てることができ、赤いアジサイ専用の肥料も市販されています。特定の色のアジサイを育てるには、その品種に適した土壌が重要です。

アジサイの花言葉には「移り気」という意味がありますが、赤やピンクのアジサイには「元気で活動的な女性」や「強い愛情」を象徴するポジティブなイメージがあります。

 

マジカルサファイア

オランダで開発された「マジカルサファイア」は、新しい球状のアジサイです。この品種の最大の特徴は、その鮮やかな濃ピンク色の花で、日本のアジサイを基にして改良されました。「マジカルシリーズ」の一つであり、切り花としても人気があります。特に「マジカルルビーレッド」は、その明るい赤色の花で有名です。

 

ピンクの最高の晩餐

「ピンクの最高の晩餐」は、華やかな八重咲きが特徴のアジサイで、その名にふさわしく、目を引く鮮やかなピンク色が魅力です。とても高級感がありますね。

この品種は、細かい装飾花が密集して咲き、見た目にも非常に豪華です。

 

火の鳥

「火の鳥」は、加茂花しょうぶ園が開発した目を引く八重咲きの額アジサイです。濃い赤色の装飾花と変化する両性花のコントラストが美しく、この品種は珍しい赤色を追求し、真紅を目指して育成されました。

 

エルドラド

「エルドラド」は、鮮やかなピンク色の手毬型アジサイで、美しい球状の花が特徴です。上品な花形と濃い緑色の葉とのコントラストが、この品種の美しさをさらに引き立てます。

 

ダンスパーティーハッピー 赤

「ダンスパーティーハッピー 赤」は、元の「ダンスパーティーハッピー」をもとにした改良品種で、丸みを帯びた花弁と深い赤色が特徴です。鮮やかな緑の葉とのコントラストも美しいです。この品種は、額アジサイとアメリカの園芸品種を交配して生まれたもので、華やかな八重咲きが魅力的です。